Newton Tech Japan
updated. 2019.5.7

補聴器.集音器


1926年発売のウエスタンエレクトリック社の13Aというホーンスピーカの設計図です。

 
 


耳穴式か耳掛け式か?


1. 耳穴式は目立たないという利点がありますが,

2. 小型にしている分電池も容量の小さいものを使用しているので, 電池の交換頻度が耳掛け式にくらべて多い

3. マイク(集音部)と音がでる部分が近いため, ハウリングが耳掛け式にくらべておきやすい。(ただしきちんと耳穴に装着した状態では発生しません。

4. 耳穴式はサイズが小さいため, 音量調整, 電池交換(充電)がお年寄りでは慣れるまで難しい。(スタンドルーペのご使用をお勧めします。)


補聴器の用語について


BTE: Behind The Ear  耳の後ろにあるという意味で, 耳掛け式のことを 一般的にBTE ということもあります。

ITE: In The Ear   耳の中という意味で, 耳あな式のことを一般的に ITE ということもあります。


IIC: In visible In the Canal: 耳あなの中に完全に隠れるようなサイズの補聴器です。 サイズがかなり小さく, そのため電池も小容量のものとなり, 交換頻度も多く, 若年の聴覚障害者には可能かもしれませんが お年寄りには取り扱いも難しいと思われます。

CIC:Completely In Canal: IICより若干サイズは大きいが耳あなの中の奥の方に装着される。MCIC(ミニCIC, CICより小さく, 耳穴の奥まで入る)

ITC:In The Canal: 耳からは見える。 カナル型といわれるイヤーホーンとほぼ同じ。 一般的には ITE と同じですが, 耳あなだけではなく, 耳のくぼみまでも付いているのを ITEとよんで, ITC と区別している場合もあります。


加齢による聴力低下の場合は, 同時に細かい機器の取り扱いも難しいことが多く, IIC, CIC タイプはお薦めしません。



両耳か片方の耳か?


40%の方が両耳装着で, 60%の方が片耳装着です。難聴の度合いに

もよりますが, 高齢者の加齢による難聴の場合でしたら, まず片耳装着から始められることをおすすめいたします。


どちらの耳か?


利き手側に装着すると着脱の時に便利です。

利き手と反対側の装着すると, 利き手をなにかに使っている時にでも着脱できるので, 便利です。(例えば字を書いている, マウスを操作している)

この点を考慮してご自分のご都合で決めてください。ちなみに私共の左右専用補聴器は60%が左耳用, 40%が右耳用のご注文をされています。


一日中装着するか?


日常生活のなかで, 注意深く周囲の音, 声を聞く機会はそれほど多くなく, はじめは装着に慣れる, 補聴器の取扱になれるという意味で, 必要な時(テレビを観る時, 他人と会話をする場面に遭遇する可能性のある時)に装着することをおすすめいたしします。


充電式か電池式か?

 
 
 

電池式

電池の消耗があり, 使用電池のサイズにもよりますが2週間程度で交換が必要(1個40円前後)

 

充電式

ランニングコストはかかりません。

毎日充電が必要。

急に必要になっても充電時間は待たなけれはならない。

 

本体はほぼ無期限に使える。

 

充電電池の寿命が来た時本体は使えなくなる。


充電式の商品は充放電を繰り返すうちに、だんだん使える時間が短くなっていきます。
これはバッテリーの種類によって違いはあるもののバッテリーの劣化が原因です。

充電回数 800回から900回で寿命, 約2年程度

補聴器の歴史

補聴器博物館という web 上に補聴器の歴史をまとめたサイトがあります。Neil Bauman氏とHueg Hetherington氏が作っています。

http://www.hearingaidmuseum.com/index.htm


初期の電気が出てくる以前にはホーン(動物の角)を用いたものでした。(15世紀前後)

電気以前の補聴器の歴史は下記のサイトにまとめられています。

http://canadianaudiologist.ca/the-hearing-aids-of-yesteryear/


レーダのない時代敵機来襲を検知する聴音機。多分回して最も音が大きくなる水平方向の角度と垂直方向の角度がわかれば, 位置を特定することができたと思います。


原理的には補聴器と似ている..

(写真出典)

https://www.cnn.co.jp/style/design/35130329.html

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